今日は朝に山形空港に戻ってきました。 仙台空港が津波によって破壊され、復旧は半年以上かかると言われている今、頼りになるのは山形空港です。ここ数年閑散としてしまい、利用促進キャンペーンが空振りのように見えて切…
月別: 2011年3月
愛知県大口町のステージ
被災地を抜けて、どうしてそこへ行くのか。それは大口町の皆さんが 「逢えてこの時期だからこそ来てほしい」という思いに応えたかったことが一つ。 そしてもう一つは歩さんの心を伝えたかったから。 3月11日に流され…
見て見ぬふりしない、歩(あゆむ)さん
歩(あゆむ)さんは、空港の東側で「さくらい駐車場」を営み、農業もこなす多角経営マンです。でも一番すごいところは、この下増田地域において常に「顔」であること。 まだ50歳も半ばなのに、誰もが一目置いていて、下…
怒濤の野戦病院
今日もクリニックは野戦病院のようでした。 市内のクリニックはほとんど開いていません。スタッフがガソリン不足で出てこれないんだと思います。 今日はうちの残り少ない配給ガソリンを使って、事務スタッフの真由美さ…
余震の恐怖
今、被災地でテレビを見ていると、福島の原発の話しが中心になっています。 被災地には、僕がずっと関わっている山形大学医学部の卒業生の居住地もありますが、本人から「避難して生きています」というメールが来てホッと…
もっと長い4日目
今、深夜の当直中です。しんしんと雪が降り始め、クルマの上には5cmくらいの雪が積もっています。これでもか、これでもかという試練の上にさらに寒さが襲ってきます。クリニックはライフラインが戻りましたが、避難所はそ…
長い3日目
朝から奈実香先生と二人、クリニックの事務スタッフはガソリンが切れて出勤できず。明ちゃんがずっと受け付けをやっていました。 どんどん患者さんはいらっしゃいます。 ここへ来て患者さんの…
緊急支援第2日目
海水でぼろぼろになった保険証。後期高齢者の証はかろうじて原形をとどめていました。 「もうそこまで海水が迫っててよ。たまたま病院にかかろうと思って持ってたんだ。いや、いかった~」 「おばあちゃん、うちは?」 「…
被災地より
そのおばあちゃんは、天を見つめるように、何かをつかむように手を開き、アスファルトの上に横たわっていました。死後、6時間は過ぎていたと思います。 私たちが普通に暮らしてきた街に横たわる遺体。 一面の緑の田んぼ。「地球…
緊急地震情報
現在「地球のステージ」事務所は地震に襲われました。 建物の倒壊はありませんが、内部はめちゃくちゃな状況です。 現在桑山と後藤明子は埼玉のステージを中止とし、レンタカーで本部に向かっていますが、いつ着くかわ…