地球のステージスタッフによる日誌です。その日の公演の様子や、なにげない毎日の様子をお伝えしていきます。
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未来塾の凋落

2017.07.02 Sunday

今日午前中に福島県内を走って、今日のステージ現場、会津地方の塩川中学校を目指しているときでした。

 懐かしい「未来塾」の放送をやっていました。「東北発未来塾」は津波の年、僕が講師になって4回連続で放映してもらった懐かしい番組です。

 この4月からは「東北発」が消えて「未来塾」となり、総合放送になったようでした。

 今日は福島県会津でもリゾートホテルを展開している、星野リゾートの星野産という人物が講師で、学生4人が福島の風評被害をどうしたら解決できるかで、知恵を絞っていました。

 そんな中、その星野という人物が提案したのが、

「”福島”の名前を変える」という信じられないものでした。

 山間部を走っていたため、途切れ途切れではありましたが、この部分だけははっきり聞こえ、怒りで震えると共に、よくこんな発言をNHKが許して放送させるなという感じでした。

 そのあとに講師が学生に伝える「ゴールデンルール」は

「どんな意見でも恐れず、意見しろ」

 と言う締めくくり。それで、思い切って「福島の名前を変えろ」と星野さんは言ったわけです。

 皆さんはどう思いますか?

 14年にわたって福島の会津地方にリゾートを展開し、地元に利益を落とし、そしてこの風評被害で自分のリゾートもそれなりのダメージを被っているのでしょうから、そんな思いの中で出てきた「奇抜な」意見なのだと本人は思っているのでしょうけれど、こんな意見が堂々とNHKの番組で「講師」がしゃべっていいんでしょうか。

 

 これって、クラスでいじめられている桑山君が、

「お前が”桑山”って名前を変えれば、いじめられなくなるからすぐに名前を変えろ。」

 ということではないですか?

 どんないじめられても、親から継いでいるこの「桑山」という名字は変えたくありません。しかも、自分ミスではなくいじめている人間が悪いのに、なんで自分がその被害を軽減するために「名前を変える」のでしょうか。

 

 この星野という人物。星野リゾートのCEOで偉い業績の人物なのかも知れませんが、こんな視点でしか福島のことが考えられない人物を持ち上げてどうするんでしょうNHK…。

 

 そのまま、塩川中学校の素直で純粋な福島子どもたちとステージ公演を終わるとき、この話をさせてもらいました。

7:2-1.jpg

 どんなに風評被害が厳しくても、福島という名前を変えろなどという人物に迎合してはならない。みんなこそ、この福島に生きている福島県民なのだから胸を張って福島のいいところを自覚して生きていこうと伝えて、公演を締めくくりました。

7:2-2.jpg

 

 人を批判する前に自分に意見がなければしょうがないと思うので、その上で僕が思う風評被害の軽減方策はまさに、

「福島原発視察、体験ツアー」の敢行です。

 この出来事に向き合い、本当のことを現場で感じるためのツアーが、今一番必要なのではないでしょうか。

 

桑山紀彦

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